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【関連イベント】Association for Border Land Studies 第2回世界大会始まる

第1回のフィンランド・ロシア大会に続く、ボーダースタディーズの世界大会がウィーンで始まりました。会議はウィーンで2日間、ハンガリー国境地域でのフィールドワークを挟んでブタペストでさらに2日間続きます。2018年7月10日午後からオープニングセレモニーが執り行われましたが、朝から9つのセッションが並行して始まりました。なかでもウィーンの2日間ではアジアをテーマとしたセッションが全日行われます。これはエドワード・ボイル(九州大)、ジャナジャイ・トリパティ(南アジア大)、ジョナサン・ブル(北海道大/北大拠点構成員)らが組織したもので、中国、韓国、インドなどから多数の報告者が参加しています。なかでも日本の研究者のプレゼンスも大きく、本ユニットや九州大学のボーダースタディーズ・モジュール、そしてABS日本チャプターの関係者らが存在感をみせています(初日の報告者は、斎藤慶子、川久保文紀、池直美、古川浩司ら)。Eurasia Border Review誌最新号や9月に九州大学が主催して開く社会科学フォーラム(WSSF)でのボーダー関連セッションにも注目が集まっています。

                                              (岩下明裕)