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【参加登録開始(ZOOM)】2020年度夏期国際シンポジウム❝Northeast Asia: Pitfalls and Prospects, Past and Present❞(北東アジア:歴史と未来・発展と摩擦)7月2-3日

2020年度夏期シンポジウム「北東アジア:歴史と未来・発展と摩擦」によせて

 スラブ・ユーラシア研究センター恒例の夏のシンポジウムの時期がやってきました。今年は新型コロナウィルスの影響もあり、開催が危ぶまれていましたが、zoomを使ったオンライン・シンポジウムとして準備が整いました。今回のシンポジウムは、当センターが人間文化研究機構(NIHU)の「北東アジア地域研究」プロジェクトの拠点の一つとして積み上げてきた成果の報告とともに、新しくスタートした北東アジアの冷戦に関わる資料の調査と分析に関わるセッションで組まれています。シンポジウムは日本時間の2020年7月2日と3日に開催されますが、海外からの参加が不可能という状況を考慮し、プログラムに様々な工夫しました。

 初日のセッションは、次世代を担う研究者たちによる報告を中心に据えました。さらに欧州で新型コロナがもたらした地域への影響をポーランドの研究者に報告いただき、これを北東アジア地域はどうとらえるかというテーマでディスカッションを組みました。2日目は北東アジア地域全体を貫く構造的な問題を論じた後、地域の資料をもとに国際政治を読み解くユニークなセッションが続きます。時差を考慮し、基本的に午前に北米のコメンテーター、午後に欧州のコメンテーターを招待しました。コロナ状況下での、このような少人数の会場での報告をオンラインでつなぎ、全世界の研究者と議論をするかたちのシンポジウムの開催は当センターとしても初めての試みとなります。コロナは、旧来のコミュニティに様々な境界(分断)をもたらしましたが、同時にコミュニティのなかで(を越えて)これまでとは違うかたちのつながりを私たちに予見させているようにも思います。みなさまの会議への参加を楽しみにしています。

岩下明裕(センター長)

*ポスターをクリックすると拡大します。

 

今回は、ZOOMを使用したオンライン会議になります。ポスターの右下のURL又はQRコードから参加登録フォームにアクセスできますので、ご視聴希望の場合は必ず登録を行ってください。登録期限は、6月23日です。6月26日以降、登録された方にsrc.webinar@gmail.comから接続アドレスをお送り致します。

[2020.06.03. 更新]