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大学共同利用機関法人人間文化研究機構(NIHU)「北東アジア地域研究」島根県立大学拠点・北海道大学拠点 合同ファイナル・シンポジウム 「“北東アジアの地政治/近代的空間の形成と影響”を読む」終了

6年間に及ぶ「北東アジア地域研究」プロジェクトのフィナーレとして、3月20日に島根県立大学において、歴史と国際関係を担う2つの拠点のメンバーが集まり、対面ハイブリッド方式で、それぞれの成果として出された成果(書籍)について議論をしました。前半は北大拠点の『北東アジアの地政治』について、拠点リーダー、岩下の問題提起を受けて、島根県立大学側によるコメント、後半は島根県立大拠点の『近代的空間の形成と影響』に対する、北大拠点及び琉球大学の研究者によるコメントがなされました。

全体討論では、ロシアによるウクライナ侵攻が北東アジアにどのような影響を与えるのか、についても踏み込み、熱い議論がなされました。コロナとロシア、この2つのファクターは北東アジアのありかたをも大きく揺さぶっています。その意味で、今回のシンポジウムは、「卒業式」の位置づけでしたが、新たなプロジェクトの始まりを予感させるものとなりました。

 

大学共同利用機関法人人間文化研究機構(NIHU)「北東アジア地域研究」島根県立大学拠点・北海道大学拠点合同ファイナル・シンポジウム「“北東アジアの地政治/近代的空間の形成と影響”を読む」

主催:島根県立大学北東アジア地域研究センター

   北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター

日時:2022年3月20日(日)13:30~18:00

場所:島根県立大学 交流センター コンベンションホール

(ハイブリッド方式:zoom参加あり)

<プログラム>

総合進行:山本健三(島根県立大学)

13:30~13:50 開催の挨拶[井上厚史(島根県立大学副学長)/小長谷有紀(日本学術振興会監事)]

13:50~14:00 趣旨説明:福原裕二(島根県立大学)

14:00~15:05 セッション1「北東アジアの地政治」

 14:00~14:15 プレゼンテーション:岩下明裕(北海道大学)

 14:15~14:45 コメント:佐藤壮(島根県立大学)/李正吉(人間文化研究機構・島根県立大学)

 14:45~15:05 質疑応答・議論

(休憩15分)

15:20~16:25 セッション2「北東アジアの近代的空間の形成と影響」

 15:20~15:35 プレゼンテーション:李暁東(島根県立大学)

 15:35~16:05 コメント:天野尚樹(山形大学)/望月直人(琉球大学)

 16:05~16:25 質疑応答・議論

(休憩5分)

16:30~17:50 全体討論「北東アジアとは何か?」(進行:福原)

 岡洋樹(東北大学)

 益尾知佐子(九州大学)

 池直美(北海道大学)

 三村光弘(ERINA)

 エドワード・ボイル(国際日本文化研究センター)

 加藤美保子(広島市立大学)

 石田徹(島根県立大学)

 舛田佳弘(北海商科大学)

 劉建輝(国際日本文化研究センター

 黄克武(台湾国立中央研究所)

 娜荷芽(内モンゴル大学)

 バールィシェフ・エドワルド(筑波大学)

 堀江典生(富山大学)

 アレクサンダー・ブフ(ヴィクトリア大学ウェリントン校)

17:50~18:00 閉会の挨拶[岸上伸啓(人間文化研究機構理事)]

*下線はオンライン参加