2016年度第1回・北東アジア地域研究推進会議 開催
2016年6月20日 文責・加藤美保子
2016年6月20日に北東アジア地域研究事業の中心拠点である国立民族学博物館で第1回推進会議が開催されました。同会議で人間文化研究機構総合人間文化研究推進センターの小長谷有紀副センター長と、5つの拠点(民博、富山大、東北大、島根県立大、北大)の拠点代表および研究員が初めて一同に会しました。北大スラ研拠点からは、岩下明裕(拠点代表)と加藤美保子(センター研究員/特任助教)が参加しました。
会議では最初に、各拠点代表から研究体制の説明と今年度の活動報告および来年度の活動予定についての報告がありました。その後、小長谷副センター長から本事業の方針および評価体制に関する説明が行われました。全体協議では各拠点から提起された事業運営に関する問題について話し合い、互いの情報を共有することができました。
会議後は、6月16日にオープンした国立民族学博物館の新展示「中央・北アジア/アイヌの文化」を参加者全員で見学しました。1時間という短い時間でしたが、専門家の説明付きで各展示ブースを巡るという贅沢な体験をすることができました。「シベリア・極北」のブースでは、池谷和信民博拠点代表から、海の世界を含めて地域を見ることで、より豊かな北東アジア世界を提示することができるという示唆がありました。